Title : |
開心術後急性腎不全に対する血液透析の検討 |
Subtitle : |
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Authors : |
薗潤4), 森渥視1), 安藤史隆1), 武内俊史1), 藤野昇三1), 上野陽一郎1), 山本明1), 藤村昌樹1), 中島真樹1), 肥後昌五郎1), 岡田慶夫1), 安田隆三郎2), 田畑良宏2), 李泰興2), 谷口亭一3) |
Authors(kana) : |
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Organization : |
1)滋賀医科大学第2外科, 2)滋賀県立成人病センター心臓血管外科, 3)長浜赤十字病院外科, 4)神戸市立中央市民病院胸部心臓血管外科 |
Journal : |
日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : |
31 |
Number : |
11 |
Page : |
2107-2112 |
Year/Month : |
1983 / 11 |
Article : |
報告 |
Publisher : |
日本胸部外科学会 |
Abstract : |
開心術後, 急性腎不全に陥った症例を3例経験し, 全例, 最初から血液透析(hemodialysis, HD) を行い救命に成功した. 従来, 開心術後の急性腎不全に対しては, 腹膜透析(peritoneal dialysis, PD)を第一選択とすることが多く, 救命率は不良であった. 我々は, HD施行時に循環動態の不安定な症例には, blood accessとして静脈より脱血し, 動脈に送血する方法(V-A法)を採用し, 安定した透析を行うことができた. また, 急性腎不全やHDに伴う種々の合併症に遭遇したが, それぞれに対して, 十分, 予防及び治療が可能であった. 我々の経験により, 開心術後の急性腎不全症例, 特に成人症例に関しては, 治療としてHDを第一選択にすべきものと考えられる. |
Practice : |
臨床医学:外科系 |
Keywords : |
open heart surgery, acute renal failure, hemodialysis, complication of dialysis, blood access |