| Title ： |
WPW症候群を伴うEbstein奇形に対してHis束切断術, 三尖弁置換術及びA-V Sequential Pacemaker植え込みを行った1例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
藤原直, 河田政明, 原田昌範, 田中徹*, 土田桂蔵*, 梅村純*, 宮沢佑二*, 楠本雅子*, 小松行雄*, 河村司** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
仙台循環器病センター心臓血管外科, *仙台循環器病センター循環器内科, **仙台循環器病センター小児循環器科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
32 |
| Number ： |
1 |
| Page ： |
82-87 |
| Year/Month ： |
1984 / 1 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
WPW症候群を伴うEbstein奇形に対して三尖弁置換術, His束切断術及びA-V Sequentialペースメーカー植え込みを行い良好な結果が得られたので報告した. 症例は33歳の女性, 生来健康であったが26歳ころより頻脈発作が出現し, 発作時チアノーゼ増強, 意識消失を来し当センターを受診した. 胸部レ線でCTR 58%で, 非発作時の心電図はWPW症候群B型と右脚ブロックパターンの2種類があり, 発作時は右脚ブロックパターンのみを示していた. カテーテル検査及び心血管造影にてEbstein 奇形と診断された. 手術は正中切開下に行い心表面マッピングを行ったが副伝導路は明らかでなく, His束を切断しA-V Sequentialペースメーカーを植え込んだ. 三尖弁は一塊となって落ち込んでおり, SJM弁33Mによる三尖弁置換術を行った. 術後経過は良好で頻脈発作は全く消失した. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
Ebstein奇形, WPW症候群, 三尖弁置換術, His束切断術, A-V Sequential Pacemaker |
