アブストラクト（32巻2号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 房室逆位, 完全型心内膜床欠損を伴った漏斗部中隔全欠損型Fallot四徴症〔IDN〕の1例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 酒井章*, 大澤幹夫, 星野修一, 安藤正彦**, 黒沢博身*** |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 聖隷浜松病院心臓血管外科, **東京女子医科大学日本心臓血圧研究所小児科, ***東京女子医科大学日本心臓血圧研究所外科, *筑波大学臨床医学系外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 32 |
| Number ： | 2 |
| Page ： | 255-260 |
| Year/Month ： | 1984 / 2 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 房室逆位, 完全型心内膜床欠損を伴った漏斗部中隔全欠損型Fallot四徴症の1例を報告した. 症例は6歳男児で中程度のチアノーゼを認め, 心電図は左室肥大と正常電気軸を示した. 心カテーテル, アンギオ検査の結果, 房室逆位, 完全型心内膜床欠損を伴う両大血管右室起始症と診断された. 完全型心内膜床欠損の心内修復と左室－肺動脈のexternal conduitによる手術を計画したが, 術中完全型心内膜床欠損をtype-Bと判断, 肺動脈弁交連切開のみで手術を終了した. 剖検で, （1）内臓心房逆位, 房室逆位, 左心症, （2）漏斗部中隔全欠損型Fallot四微症, （3）type-C完全型心内膜床欠損と診断された. 共通房室弁口はdouble orificeを形成し, 三尖弁口は弁下狭窄を呈した. 本例は, 極めてまれな複雑心奇形と考えられ, 術前診断, 手術法について文献的考察を加えた. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 房室逆位, 完全型心内膜床欠損症, Fallot四微症, 両大血管右室起始症 |
