| Title ： |
左肺門部に発生した孤立性胸腺腫の1例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
蔡垂昇, 倉橋真人, 渡辺浩次, 服部良信, 小沢勝男, 杉村修一郎 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
名古屋保健衛生大学胸部外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
32 |
| Number ： |
2 |
| Page ： |
268-271 |
| Year/Month ： |
1984 / 2 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
53歳, 男性. 健康診断にて左肺門部の異常陰影を指摘された. 胸部CT像では被膜を有する鶏卵大の腫瘍が認められ, 診断の確定と治療を目的として摘出術を施行した. 摘出された左肺門部腫瘍は電顕組織像にて胸腺腫と診断された. 術後経過で特に異常は認められていない. 発生学的に胸腺原基は第3鰓嚢（一部は第4鰓嚢）に由来し, 胎生8週ごろ前縦隔へ下降する. この下降障害や下降時迷入により種々の部位に胸腺原基の遺残が生じ胸腺腫が生ずるという. 今回我々は左肺門部に発生した孤立性胸腺腫を経験した. 胸腺腫の診断根拠となった電顕組織像を示し, 若干の文献的考察を加えて報告する. [症例]症例：53歳, 男性主訴：なし既往歴：昭和27年に硅肺と認定された. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
左肺門部腫瘍, 孤立性胸腺腫, デスモゾーム結合, トノフィラメント |
