アブストラクト（32巻2号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 気管合併切除, 再建を行った縦隔内甲状腺癌の1治験例－両側反回神経麻痺の発生とその対策－ |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 石井昇, 坪田紀明, 良河光一, 山下長司郎, 松田昌三, 安宅啓二, 柳川昌弘, 岡田聰* |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 神戸大学医学部第2外科, *神戸大学医学部病理部 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 32 |
| Number ： | 2 |
| Page ： | 272-276 |
| Year/Month ： | 1984 / 2 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 気管浸潤を来した甲状腺分化癌に対して, 最近では積極的に気管の合併切除, 再建手術が行われる傾向にある. 我々は両側の反回神経を巻き込み, 気管浸潤を来した縦隔内甲状腺癌に対して気管及び両側反回神経の合併切除を行い, 一期的に気管端々吻合を施行した. 術後早期に唾液の誤嚥や喀痰喀出困難に遭遇したが, Fiberscopeよる頻回の喀痰吸引とTPNによる栄養管理で対処し, 順調に経過した1例を経験したので若干の考察を加え報告した. 甲状腺分化癌は比較的進行が遅く, 遠隔転移を来しにくく, その予後は一般に良好であるが, 反面近接諸臓器に浸潤し易いために気管浸潤による狭窄が死因となることが多い. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 縦隔内甲状腺癌, 気管再建術, 両側反回神経麻痺 |
