| Title ： |
修正大血管転位, 心室中隔欠損, 肺動脈狭窄症に対する弁無しConduit repair |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
龍野勝彦, 菊池利夫, 森克彦*, 村上保夫*, 三森重和* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
榊原記念病院外科, *榊原記念病院小児科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
32 |
| Number ： |
6 |
| Page ： |
969-976 |
| Year/Month ： |
1984 / 6 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
VSD及びPS又はPAを伴う修正大血管転位症の3例に対し, 弁無しconduitによるexternal bypass術を行い良好な結果を得た. VSDは3例とも大動脈弁下にあって, いずれも経大動脈的にパッチで閉鎖した. PS又はPAは経肺動脈あるいは経静脈側心室的に解除したが, 狭窄が残存したため更に心無しconduitで心室と肺動脈間にexternal bypassを作成した. 症例3は内臓逆位と静脈側房室弁閉鎖不全を合併したまれな症例であり, 以上の手術に加えて静脈側房室弁前尖の亀裂を縫合修復した. 術後の血行動態は症例3が急性期にLOSに陥ったほかは良好であり, 半年後の心カテーテル検査で3例とも静脈側心室の収縮圧は低く, 肺動脈との間の圧較差も少なかった. 以上のことから弁輪が狭少な修正大血管転位症のPS又はPAの解除法としては逆流の残存を考慮に入れても, 弁無しexternal conduit bypass術が有用な方法であると考える. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
弁無しConduit repair, 修正大血管転位症, VSD, PS, 静脈側房室弁閉鎖不全症 |
