Title : |
単心室症における体動脈―肺動脈吻合術前後の心室容積 |
Subtitle : |
原著 |
Authors : |
島崎靖久, 広瀬一, 加藤寛, 大西健二, 中埜粛, 松田暉, 榊原哲夫, 佐藤重夫, 平中俊行, 小林順二郎, 小川実*, 森本静夫**, 有沢淳**, 川島康生 |
Authors(kana) : |
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Organization : |
大阪大学医学部第1外科, *大阪大学医学部小児科, **大阪大学医学部放射線科 |
Journal : |
日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : |
32 |
Number : |
7 |
Page : |
986-991 |
Year/Month : |
1984 / 7 |
Article : |
原著 |
Publisher : |
日本胸部外科学会 |
Abstract : |
単心室症5例にGore-tex tubeを用いたBlalock-Taussig手術を施行し, 手術前後の心室容積を求めて, 本手術の心室容積及び心室機能に及ぼす影響について検討した. 動脈血酸素飽和度は術前平均75±6%(平均±標準偏差)であり, 術後は77±8%であった. 肺体血流量比は術前平均0.89±0.31であり, 術後は平均1.07±0.32であった. 心室拡張末期容積指数は術前平均98±24ml/m2, 術後は145±37ml/m2であった(p<0.02). 心室駆出分画は術前は平均0.60±0.06であり, 術後は平均0.53±0.12であった. 心室拡張末期圧は術前は平均7±2mmHgであり, 術後は平均8±2mmHgであった. これらの結果は体動脈-肺動脈短絡術は本症において動脈血酸素飽和度の上昇はわずかであっても, 心室容積は明らかに増大することを示した. また, 本手術によって駆出分画の低下する例が認められた. |
Practice : |
臨床医学:外科系 |
Keywords : |
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