| Title ： |
Ehlers-Danlos症候群による僧帽弁閉鎖不全症に対する1手術例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
北川学代, 中川康次, 芝入正雄, 安野憲一, 沖本光典, 増田政久, 峯村善保, 山本和夫, 椎原秀茂, 古川斉, 奥井勝二, 宮内好正* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
千葉大学医学部第1外科, *熊本大学医学部第1外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
32 |
| Number ： |
7 |
| Page ： |
1073-1077 |
| Year/Month ： |
1984 / 7 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
Ehlers-Danlos症候群(以下EDS)による僧帽弁逸脱により閉鎖不全を生じた43歳女性に人工弁置換術を施行し成功した. EDSは皮膚, 血管, 心臓の各組織の脆弱性があるため手術適応, 術式決定には慎重でなければならない. EDS患者の開心術における問題点について検討した. Ehlers-Danlos症候群は極めてまれな遺伝性結合織疾患で, 1682年Job Van Meekerenによりはじめて記載され, 1901年Ehlers, 続いて1908年Danlosにより皮膚の過伸展性, 脆弱性, 異常なしなやかさ, 関節の異常可動性, モルスクム様腫瘤, 皮下出血傾向などを特徴とする先天性結合織疾患として位置付けられた1)～9). 今回我々は僧帽弁逸脱により閉鎖不全を生じたEDS患者に僧帽弁置換術を施行し成功したので文献的考察を加えて報告する. 「症例」症例：M.H. 43歳, 女性 主訴：動悸, 呼吸困難 家族歴, 既往歴：特記すべきことなし 現病歴：昭和43年(30歳), 某病院受診時心雑音を指摘されたが放置. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
Ehlers-Danlos症候群, 僧帽弁逸脱, 僧帽弁閉鎖不全症, 人工弁置換術 |
