アブストラクト(33巻1号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 解離性胸部大動脈瘤における緊急腹部大動脈再建
Subtitle : 原著
Authors : 数井暉久, 小松作蔵, 上田睦, 渡辺祝安, 前川功二, 田中明彦
Authors(kana) :
Organization : 札幌医科大学胸部外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 33
Number : 1
Page : 45-49
Year/Month : 1985 / 1
Article : 原著
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 教室で昭和58年9月末までに外科治療を施行した解離性大動脈瘤56例のうち腹部大動脈, 腸骨動脈の破裂あるいは急性閉塞のため緊急に腹部大動脈, 腸骨動脈再建を行い, その後二期的に胸部大動脈解離に対して待期的血行再建術を施行し良好な結果を得た4症例について検討した. 解離性大動脈瘤II型の1例には腹部大動脈瘤の切迫破裂に対して緊急手術を行い, 次いでannuloaortic ectasiaに対してBentall術を施行した. 他の解離性大動脈瘤IIIb型の3例には腹部解離腔の破裂あるいは急性動脈閉塞に対して緊急手術を行い, 次いで胸部大動脈解離に対して人工血管置換を行った. 解離性大動脈瘤の解離の進展に伴う腹部, 腸骨動脈病変に対する血行再建術, 特に中枢側開窓術の意義及び胸部大動脈解離に対する二期的血行再建術の重要性について言及した.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 解離性大動脈瘤, 急性動脈閉塞, 腹部解離腔破裂, 中枢側開窓術, 二期的血行再建術
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