アブストラクト（33巻1号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 心疾患患者の栄養と免疫能 |
|---|---|
| Subtitle ： | 原著 |
| Authors ： | 田林晄一, 茂泉善政, 内田直樹, 庄司好巳, 阿部康之, 香川謙, 堀内藤吾 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 東北大学医学部胸部外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 33 |
| Number ： | 1 |
| Page ： | 67-71 |
| Year/Month ： | 1985 / 1 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 後天性心疾患40例を対象として栄養, 免疫能の面より検索を加え, 栄養, 免疫能の疾患による違い, 年齢, 心機能, 術後経過との関係について検討し以下の結果が得られた. 1)肝腫大を伴う僧帽弁+三尖弁疾患, 収縮性心膜炎症例, 61歳以上の高年齢者, そしてNYHA分類が重症になるにつれ栄養, 免疫能の低下が著明であった. 2)EFについての検討では相関性はみられなかったが, LOS発生群で有意な栄養, 免疫能の低下がみられた. また, 栄養・免疫指数が高値になるにつれLOS発生率が高くなり, 特に0.5以上で高かった. 以上より栄養, 免疫能低下への右心房圧の上昇, うっ血肝の関与が示唆され, また心ポンプ機能との関係はみられなかったが, 心収縮性の良否との相関性が示唆された. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | cardiac cachexia, 栄養・免疫指数, うっ血肝 |
