| Title ： |
末端肥大症に合併した大動脈弁閉鎖不全に対する1治験例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
冨澤康子, 遠藤真弘, 河田政明, 福地晋治, 副島健市, 小柳仁 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
東京女子医大心研外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
33 |
| Number ： |
10 |
| Page ： |
2015-2019 |
| Year/Month ： |
1985 / 10 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
末端肥大症は成長ホルモンの過剰分泌に基づき体の各臓器も巨大になるが心臓も肥大し循環器疾患を多く合併する. しかし弁膜症の合併は極めてまれであり現在までに10例の報告があるのみである. 僧帽弁置換術成功例は当研究所の報告にあるが大動脈弁の人工弁置換術後生存例はいまだ報告されていない. 今回, 20年以上末端肥大症の症状があり, 5年前より大動脈弁閉鎖不全様雑音を指摘され, 2年前より心不全が出現したブロモクリプチン服用中の大動脈弁閉鎖不全を伴った末端肥大症の61歳の男性に大動脈弁置換術をSt. Jude Medical弁にて施行し良好な結果を得た. 切除弁に炎症性変化はなく全体が軽度肥厚し, 特に弁辺縁の肥厚が著明で, spongiosaは軽度肥厚していた. 心筋における, acromegalyに特有な変化は著明でなかった. 術後心不全が続いたものの, 強心利尿剤の使用により徐々に回復し, また自覚症状も著明に改善し術後10週目に軽快退院した. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
Acromegaly, 大動脈弁閉鎖不全, 拡大弁輪 |
