| Title ： |
Annuloaortic ectasiaに対するCabrol手術後に行ったA-Cバイパスの経験 |
| Subtitle ： |
|
| Authors ： |
村上泰治, 柳英清, 長尾俊彦, 名和清人, 妹尾嘉昌, 寺本滋 |
| Authors（kana） ： |
|
| Organization ： |
岡山大学医学部第2外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
34 |
| Number ： |
1 |
| Page ： |
118-122 |
| Year/Month ： |
1986 / 1 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
Annuloaortic ectasiaに対するBentall手術は従来の方法にみられるバルサルバ洞からの動脈瘤再発がなく, 術中出血が少ないという利点を有する. しかし欠点として冠動脈口と人工血管の吻合に際し大動脈壁に緊張がかかり, 止血が困難であり, 長期にみると冠動脈口吻合部に仮性動脈瘤の発生をみたという報告がある. Cabrol手術はこれらの欠点を補うために冠動脈の再建に中口径の人工血管を用いる方法である. 我々は39歳男性にCabrol手術を行い症状の改善をみたが, 2年後に左冠動脈口の狭窄を起こし, 2年10カ月後にA-Cバイパス手術を行った症例を経験した. この症例を報告し, Cabrol手術の問題点について考察を加えた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
Annuloaortic ectasia, Bentall手術, Cabrol手術, A-Cバイパス |
