| Title ： |
高齢者総肺静脈還流異常症の1治験例－本邦での20歳以上集計例を含めて－ |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
下川新二, 森下靖雄, 丸古臣苗, 渡辺俊一, 平明, 中村一彦* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
鹿児島大学医学部第2外科, *鹿児島大学医学部第2内科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
34 |
| Number ： |
1 |
| Page ： |
123-128 |
| Year/Month ： |
1986 / 1 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
総肺静脈還流異常症は生後早期に死亡することが多く, 成人にまで達するものはまれである. 我々はDarling Ia型43歳男性の根治術を行ったが, 本邦での成人（20歳以上）本症の根治術報告例は, 本例を含めて20例である. 自験例は, 肺高血圧症も肺静脈還流障害もなく, チアノーゼが軽度で, 心房間交通も十分に大きかった. また, 相対的肺動脈狭窄もあり, これら幾つかの因子が長期生存に有利に作用したと考えられた. 総肺静脈還流異常症（TAPVC）は生後早期に死亡することが多く, 成人での根治術報告例は少ない. 最近我々はDarling Ia型1）TAPVCの43歳男性に根治術を施行し良好な結果を得た. 若干の文献的考察を加えて報告する. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
総肺静脈還流異常症, 成人, 肺静脈還流障害, 肺高血圧症, 心房間交通 |
