| Title ： |
新生児期肺血流減少性心疾患に対するBlalock-Taussig手術の検討 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
澤芳樹, 島崎靖久, 飯尾雅彦, 広瀬修*, 岡憲史**, 中田健, 八木原俊克*** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
大阪府立母子保健総合医療センター心臓外科, *大阪府立母子保健総合医療センター循環器科, **大阪府立母子保健総合医療センター麻酔科, ***国立循環器病センター |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
34 |
| Number ： |
3 |
| Page ： |
343-348 |
| Year/Month ： |
1986 / 3 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
新生児期に肺血流減少性心疾患により緊急搬送入院した9例に対し, Blalock-Taussig手術（以下BT手術）を施行した. 全例, 診断直後よりPGE1の投与を行ったが, 3例には全身状態が安定した入院後3日目以内に, 生後2週間以内でPTFE graftをinterposeするBT手術を施行した. このうち2例を, シャント不全及び横隔神経麻痺にて術後早期に失った. 6例には, 入院後16日～29日平均24日間プロスタグランディンE1（以下PGE1）を投与した後にBT手術を行い, 手術死亡はみられなかった. これらの2グループ間において, PGE1投与による副作用の程度に差はなかった. 術式では, 後者のうち4例に直接吻合が可能であった. 新生児期肺血流減少性心疾患児に対し, 約1ヵ月間のPGE1投与により新生児期を脱した後にBT手術を行うことは, 手術成績の向上につながるものと思われる. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
新生児肺血流減少性心疾患, Blalock-Taussig手術, プロスタグランディンE1 |
