| Title ： |
左右冠状動脈入口部狭窄と狭小半輪を伴った大動脈弁狭窄兼閉鎖不全症に対するtranslocation法の経験 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
大和靖, 山崎芳彦, 林純一, 上野光夫, 江口昭治, 土谷厚* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
新潟大学医学部第2外科, *新潟こばり病院内科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
34 |
| Number ： |
3 |
| Page ： |
411-416 |
| Year/Month ： |
1986 / 3 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
左右冠状動脈入口部狭窄と大動脈弁輪の狭小化を伴った大動脈弁狭窄兼閉鎖不全症に対しtranslocation法による大動脈弁置喚術及び大動脈冠状動脈バイパス術を行い救命・軽快し得たので報告する. 症例は53歳の女性で, 前胸部痛を主訴として他院にて精査の結果, 左右冠状動脈入口部狭窄及び狭小弁輪を伴った大動脈弁狭窄兼閉鎖不全症と診断され手術を行った. 右冠状動脈は完全閉塞し, 左冠状動脈口はpinhole状であり, 大動脈弁輪の狭小化がみられた. 大動脈弁を切除後, 大動脈弁輪から上行大動脈にかけて心膜パッチを用いて拡大し上行大動脈内に23mm St. Jude Medical弁を縫着し, 左右の大動脈冠状動脈バイパス術を行った. 本症例のごとく左右の冠血行再建が必要で, 且つ大動脈弁輪が狭小化した症例に対しては, translocation法による人工弁置換術も有用と思われる. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
冠状動脈入口部狭窄, 大動脈冠状動脈バイパス術, translocation法 |
