| Title ： |
大動脈再遮断を必要としたYoung-GIK cardioplegia症例の検討 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
竹内栄二, 村瀬允也, 田中稔, 日比道昭, 保浦賢三, 小川邦泰, 堀田明男, 三枝裕幸, 吉田勝彦, 阿部稔雄 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
名古屋大学医学部胸部外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
34 |
| Number ： |
4 |
| Page ： |
447-452 |
| Year/Month ： |
1986 / 4 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
Young-GIK cardioplegia症例277例中大動脈遮断解除後, 大動脈再遮断を必要とした15症例と, 同期間中の大動脈長時間遮断（150分以上）症例15症例を検討した. 大動脈弁遮断総和150分以上, 人工心肺時間360分以上の群に, 大動脈長時間遮断（150分以上）群に比べ, LOS発症例が多くIABP使用率も高率であった. 術後MB-CK値も大動脈長時間遮断群に比し高値を示し, reperfusion injuryの関与が考えられた. 大動脈再遮断時間総和が150分未満の場合は術後経過は良好であった. 再遮断例のうち2例は器質的な病変の修復のためではなく, 大動脈遮断解除後の心室細動除去に難渋したために, 大動脈再遮断を行いYoung液にて再度心停止を行い, その後1例では自発心拍が得られ, 他の1例では次のD-C shockで除細動された. 大動脈を再遮断する必要もあるので, 開心術中はcardioplegiaに十分留意し, 心筋温を5～10℃に保ち, もし大動脈再遮断が必要な場合には, 再びcardioplegiaを十分行い確実な修復を行うことが重要である. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
大動脈再遮断下の心筋保護, 20℃の低体温, Young-GIK cardioplegia, 難治性不整脈に対するYoung液投与 |
