アブストラクト（34巻4号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 冠動脈グラフト流量測定の意義について |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 弘岡泰正, 山本一貴, 忽滑谷通夫, 小関雅義, 大瀬良雄, 工藤英範, 細田泰之 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 順天堂大学医学部胸部外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 34 |
| Number ： | 4 |
| Page ： | 474-479 |
| Year/Month ： | 1986 / 4 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | A-C Bypass手術症例26例を対象として, 冠動脈側graft吻合終了後, 心停止下において1分間100mmHgの注入圧でgraftを通じて冠血管床へ灌流するstaticな流量を測定し, Bypass完成後自心拍再開下におけるgraft流量との相関を検討した. その結果, 1）LAD graftでは電磁流量計による人工心肺離脱直後流量（I-GP）と胸骨閉鎖前の流量（II-GF）がr=0.617, p<0.01の有意相関を示したが, 心停止下static流量とは, いずれも相関を認めなかった. 2）LCX graftでは, いずれの時期の流量も各々の間で相関を示さなかった. 3）RCA graftでは（I-GF, ）（II-GF, ）static流量との間で各々p<0.05, p<0.01の有意相関を認めた. 以上の結果より, 手術周期においてgraft流量の値は大きな変動を示すことが多く, この値のみを持って, すべてのgraftの質を論ずることには慎重な態度が望まれる. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | A-C Bypass, グラフト流量, 電磁流量計, 心停止下冠血管抵抗 |
