| Title ： |
陳旧性胸膜炎及び人工気胸後膿胸に合併した胸壁腫瘍の2切除例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
井内敬二, 沢村献児, 水田隆俊, 李龍彦, 森隆, 中村憲二* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
国立療養所近畿中央病院外科, *香川医科大学第2外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
34 |
| Number ： |
4 |
| Page ： |
500-504 |
| Year/Month ： |
1986 / 4 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
人工気胸後膿胸や陳旧性胸膜炎に合併した悪性腫瘍の報告はあるが, 病巣が重複するため, 診断, 治療上困難が多く, 切除例の報告は少ない. 今回の2例は限局した胸壁腫瘍で発見されたため, 幸いにも切除し得た. 組織学的には悪性線維性組織球腫と血管肉腫であった. 興味深いのは, 両腫瘍とも放射線治療後, 照射部位に発生することがあると報告されている. 人工気胸や胸膜炎によって生じた膿胸や肥厚胸膜の存在が両肉腫発生の誘因となった可能性は十分考えられよう. 最近, 人工気胸後膿胸及び陳旧性胸膜炎患者の胸壁に発生した悪性線維性組織球腫及び血管肉腫の2例の切除例を経験した. [症例]症例1：60歳, 男性主訴：胸痛, 全身倦怠感 |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
悪性線維性組織球腫, 血管肉腫, 胸壁腫瘍, 人工気胸後膿胸, 陳旧性胸膜炎 |
