| Title ： |
大動脈弁狭窄症における開心術後体外循環離脱困難例に対するIABPを併用した長時間V-A Bypassによる1治験例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
土田弘毅, 江上純, 石原茂樹, 河村司*, 橋本明政** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
仙台循環器病センター外科, *仙台循環器病センター小児科, **東京女子医大心研外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
34 |
| Number ： |
4 |
| Page ： |
536-540 |
| Year/Month ： |
1986 / 4 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
33歳女性，大動脈弁狭窄症に対して大動脈弁輪拡大を伴う大動脈弁置換術を施行し，体外循環離脱直後より心室性不整脈頻発のため2回にわたり計700分のIABPを併用したVーA Bypass（このうち左房ベントも用いた完全体外循環472分）による循環補助を行い，救命した1例を報告した．本症例では重症大動脈弁狭窄症による術前からの心筋障害，術前診断し得なかった動脈管開存症による左房左室への容量負荷，閉胸時の麻酔薬の影響などが心室性不整脈の原因となった．体外循環離脱前後のcardioversionや薬剤に反応しない心室性不整脈多発例に対しては，左右両心室の前負荷を十分に軽減して心仕事量を最小に抑えるnonworking beating heartの状態に一定時間しておくのも1つの方法と考える． |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
nonworking beating heart, V-A Bypass, IABP |
