アブストラクト（34巻6号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 縦隔, 後腹膜, 胃漿膜下に多中心発生を来した脂肪肉腫の1手術例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 香川潔, 増田與, 田中一穂, 辰巳明利, 野々山明, 香川輝正 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 関西医科大学胸部外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 34 |
| Number ： | 6 |
| Page ： | 897-902 |
| Year/Month ： | 1986 / 6 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 原発性縦隔脂肪肉腫はまれな疾患であり, 著者の調べ得た限り本邦で25例の報告をみるにすぎない. 著者らは本症の2例を経験しているが, その内最近経験した1例について報告するとともに, 本症の臨床と病理について文献的考察を加える. 症例は64歳の女性である. 後縦隔の巨大な腫瘤のほかに, 胃漿膜下及び後腹膜腔にも複数の腫瘤を認め, 開胸開腹によりそれらを摘出した. 病理組織診では高分化型脂肪肉腫と診断され, 他にリンパ行性, 血行性転移を認めない点から多中心発生と推定された. 術後60Co 4,000radsを残存脂肪組織の多い後腹膜腔に照射し, 約1年を経過した現在再発の兆しなく元気に生活している. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 縦隔原発脂肪肉腫, 多中心性発生 |
