| Title ： |
側副血行路を有する虚血性心疾患に対するACバイパス術－グラフト流量及びグラフト閉塞に及ぼす側副血行路の影響－ |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
藤原巍, 勝村達喜, 土光荘六, 稲田洋, 木曽昭光, 野上厚志, 正木久男, 中井正信, 山根尚慶, 山本尚 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
川崎医科大学胸部心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
34 |
| Number ： |
7 |
| Page ： |
972-976 |
| Year/Month ： |
1986 / 7 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
冠動脈造影でみられた側副血行路をdonorとrecipientに分け, ACバイパス術のグラフト流量, 及びグラフトの開存性に及ぼす側副血行路の影響について検討した. 1. 前下行枝のグラフト流量は側副血行路のないものでは平均85.5±38.9ml, 他枝に血液を供給するdonor枝では123.8±45.4mlと多く, 他枝から血液を受けるrecipient枝では63.3±25.7mlと低値を示した. 2. 右冠動脈のグラフト流量は側副血行路のないものでは88.2±30.5ml, donor枝では90.0±21.4mlと差がないのに対してrecipient枝では40.6±23.4mlと低値を示した. 3. donor枝へのバイパスでは術後グラフトの閉塞がないのに対してrecipient枝へのグラフトは23.1%の閉塞をみた. 以上の結果は他枝から血流を受ける冠動脈へのグラフトの流量は少なく, 閉塞の危険性が高いことを示した. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
ACバイパス術, 側副血行路, グラフト流量, グラフト閉塞 |
