アブストラクト（34巻7号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 横隔膜原発線維肉腫の1切除例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 佐々木一義, 柴光年, 山川久美, 本郷弘昭, 藤沢武彦, 山口豊 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 千葉大学肺癌研究施設外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 34 |
| Number ： | 7 |
| Page ： | 1048-1052 |
| Year/Month ： | 1986 / 7 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 原発性横隔膜腫瘍は非常にまれな疾患である. 今回われわれは横隔膜原発と思われる線維肉腫の1例を経験したので報告する. 症例は13歳男子, 昭和60年1月右胸部痛で発症し胸部X線, 及び胸腔穿刺の結果血胸と診断され, 緊急開胸手術施行したところ, 横隔膜に超手挙大の腫瘍を認め, 腫瘍を含む横隔膜合併切除術を施行した. 組織学的検索の結果線維肉腫と診断され術後化学療法を施行した. 術後の骨スキャン, 腫瘍スキャンなどにおいても異常所見なく横隔膜原発であると考えた. 術後2ヵ月を経たが再発, 転移の徴候はない. 原発性横隔膜腫瘍は非常にまれな疾患であり, 中でも横隔膜原発線維肉腫はわれわれの調べ得た範囲では本邦で1例の報告1）があるのみである. 今回, われわれは横隔膜原発と思われる線維肉腫の1例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 横隔膜腫瘍, 線維肉腫 |
