アブストラクト（34巻8号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 冠動脈塞栓症を合併した僧帽弁狭窄症の1治験例と報告例の集計 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 坂田高, 青柳成明, 島田昇二郎, 小須賀健一, 大石喜六, 古賀道弘 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 久留米大学医学部第2外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 34 |
| Number ： | 8 |
| Page ： | 1157-1163 |
| Year/Month ： | 1986 / 8 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 僧帽弁狭窄症に冠動脈塞栓症を引き起こした症例報告である. 症例は48歳女性で, 1983年11月脳塞栓発症に引き続き, 1984年1月4日突然胸痛を訴え, 心電図, 血清酵素上, 心筋梗塞症と診断した. また, 心筋梗塞発症後10病日に両腸骨動脈塞栓を発症した. 病歴, 生活歴に虚血性心臓病の危険因子がみあたらず, 心房細動の存在, 塞栓症の既往などに加えて, 慢性期に施行した冠動脈造影上, 正常冠動脈像を呈したことなどより, 僧帽弁狭窄症に伴う左房内血栓による冠動脈塞栓症と診断した. 梗塞による左室の壁運動異常を認めないのは, 血栓が比較的早期に融解, 再開通したために心筋傷害が軽度となったと考えられた. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 僧帽弁狭窄症, 冠動脈塞栓症, 正常冠動脈造影像, 多発性塞栓症 |
