| Title ： |
両大血管右室起始を伴う大動脈弓離断症に対する乳児期早期根治手術成功例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
阪越信雄, 内藤泰顕, 八木原俊克, 山本文雄, 藤田毅, 神谷哲郎* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
国立循環器病センター心臓外科, *国立循環器病センター小児科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
34 |
| Number ： |
9 |
| Page ： |
1729-1733 |
| Year/Month ： |
1986 / 9 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
両大血管右室起始（DORV）, 卵円孔開存（PFO）, 動脈管開存（PDA）, 右鎖骨下動脈起始異常を合併したCeloria-Patton分類B型の大動脈弓離断症（IAA）に対し, 二期的手術を施行し根治せしめた. 症例は生後40日目の女児で心不全, 呼吸不全であったため, 生後41日目に直径8mmのPTFE人工血管を用いて大動脈弓を再建しPDAを離断した. 術後呼吸不全が改善しないため, 生後45日目に低体温併用体外循環下にDORVの修復術を施行した. 心室中隔欠損VSDは直径12mmのDoubly-committed型でDacron patchを用いて心室内トンネルを作製し, PTFE patchにて右室流出路を拡大した. Doubly-committed VSD型DORVを合併したIAAは極めてまれであり, これを乳児期早期に根治せしめた例は他に見あたらないので報告する. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
大動脈弓離断, 両大血管右心起始, Doubly-committed, VSD |
