| Title ： |
体外循環845例の予後に関する研究－多変量解析法による危険因子の順位付け－ |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
松倉裕美, 酒井圭輔*, 田辺達三*, 村松宰** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
旭川赤十字病院心臓血管外科, *北海道大学医学部第2外科, **北海道大学医療短期大学部 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
34 |
| Number ： |
10 |
| Page ： |
1785-1789 |
| Year/Month ： |
1986 / 10 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
体外循環は疾患の重症度や手術の難易度の影響が大きく, 開心術予後決定にどの程度関与しているかは不明であり, どんな要因が重要かも判然としない. 体外循環症例において予後決定因子に順位付けが可能であれば, 体外循環侵襲の程度を明らかにでき, 今後さらに体外循環を改良する指標を得ることができると考えられる. そこで20年間, 845例の体外循環症例を対象に, 多変量解析の一手法であるマルチリスク概念を用いた多量ロジスティック関数法により, 予後決定因子の重み付けを行った. その結果, 予後を決定する危険因子は手術の時代>体外循環時間>疾患名>総充填量>最低食道温>年齢>心筋保護法の順位で示され, 体外循環時間の短縮に努め, 充填液量の減少を計り, 必要最低限の低体温に歯どめることが重要と考えられた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
体外循環, 低体温, 危険因子, 多変量解析, 多重ロジスティック関数法 |
