| Title ： |
Fallot四微症短絡術後肺動脈瘤破裂で死亡した1例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
星野和実, 近藤治郎, 相馬民太郎, 蔵田英志, 井元清隆, 松本昭彦 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
横浜市立大学医学部第1外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
34 |
| Number ： |
10 |
| Page ： |
1839-1843 |
| Year/Month ： |
1986 / 10 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
6歳女児のFallot四徴症極型に対して右側のBlalock-Taussig手術を行い, 術後9年6ヵ月の15歳時に高度の肺高血圧症を伴う右肺動脈瘤破裂にて死亡した極めてまれな1例を経験した. 肺高血圧症を伴った肺動脈瘤の発生原因は吻合に使用した右鎖骨下動脈が異常に太く, 従って吻合口径が大きくなり, 短絡流量が過大となって吻合部における乱流を生じたためと考えられた. しかし, 肺動脈瘤壁や主幹肺動脈壁の組織像では内膜の肥厚やアテローム形成などの動脈硬化性病変に加えて中膜弾性線維の消失による中膜変性が認められたので, 短絡流量過大のみでなく, 動脈硬化と中膜変性という肺動脈壁の脆弱性も肺動脈瘤発生の重要な原因と考えられた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
肺動脈瘤, Fallot四徴症, Blalock-Taussig手術, 肺高血圧症, 肺動脈中膜変性 |
