アブストラクト（34巻10号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 完全大血管転位I型に対する新生児期一期的解剖学的修復術成功例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 島崎靖久, 飯尾雅彦, 桜井温, 広瀬修*, 杉本久和*, 中田健 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 大阪府立母子保健総合医療センター心臓外科, *大阪府立母子保健総合医療センター小児循環器科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 34 |
| Number ： | 10 |
| Page ： | 1857-1861 |
| Year/Month ： | 1986 / 10 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 生後27日, 体重3,146gmで動脈管開平を伴うI型完全大血管転位の新生児に対して, 解剖学的修復術を一期的に行い成功した. 患者は在胎40週, 2,700gmで出生した. 生後10日目に哺乳力低下, 無呼吸発作が出現した. 入院後直ちにballoon atrioseptostomyを施行し, 状態の改善した27日目に手術を施行した. 手術は循環停止併用超低体温体外循環下に, 大動脈と肺動脈の転換をLecompte法で行い冠動脈を肺動脈へ移した. 大動脈遮断時間は88分であった. 術後に吻合部からの出血を認めたが血圧の制御とプロタミンの投与により止血し得た. 腹膜灌流を行ったが乏尿時期はなく, 術後4日目に気管内チューブを抜管し, 術後17日目に退院した. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 完全大血管転位, 新生児, 一期的解剖学的修復術 |
