| Title ： |
心房間交通の無いまれなECDの1例 |
| Subtitle ： |
|
| Authors ： |
瀬尾和宏, 石原茂樹, 原修二, 黒沢博身*, 高梨吉則* |
| Authors（kana） ： |
|
| Organization ： |
仙台循環器病センター外科, *東京女子医科大小児循環器外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
34 |
| Number ： |
11 |
| Page ： |
2017-2020 |
| Year/Month ： |
1986 / 11 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
症例は生後より体重増加不良, 呼吸器感染を繰り返した心室中隔欠損症（VSD）, 肺高血圧症（PH）, DOWN症候群の2歳男児. 術前DOWN症候群で心電図上左軸偏位を示したため, 心内膜床欠損症（ECD）を疑い検査を進めたが, 超音波検査上Intact atrial septumで, 左室造影上Goose neck signを示さなかったことから後方伸展したVSDと診断した. 術中所見ではIntact atrial septumで, 大きなPerimembranous inlet VSDと三尖弁及び僧帽弁の裂隙を認めた. このTypeはVan Mierop分類のC型ECDに属すると思われた. 術前VSDと診断された中で, 心電図上左軸偏位を示すものの中には本例のようにECDのCategoryに属するものがあり, 術中僧帽弁の検索が重要である. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
DOWN症候群, ECD, Perimembranous inlet VSD, Intact atrial septum, Van Mierop分類 |
