| Title ： |
鎖骨上窩アプローチによる上縦隔腫瘍の手術 |
| Subtitle ： |
原著 |
| Authors ： |
大原務, 羽田圓城, 武彰, 上沢修, 福島鼎, 小藤田敬介, 長谷川嗣夫 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
自治医科大学胸部外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
35 |
| Number ： |
1 |
| Page ： |
49-53 |
| Year/Month ： |
1987 / 1 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
上縦隔腫瘍の手術に際して, 上胸部交感神経節切除術の鎖骨上窩切開法を応用した非開胸胸膜外摘出術を考案し, 4例の神経原性上縦隔腫瘍に対して施行した. 更に1例の神経原性胸壁腫瘍に対して本術式を応用した. 胸郭上口付近に発生する腫瘍には有用であると思われるので報告する. 手術は患側に肩枕を入れ仰臥位で行う. 鎖骨上窩に横切開を入れ, 胸鎖乳突筋鎖骨部と前斜角筋を切断すると腫瘍は直下に現れる. 横隔神経や壁側胸膜を損傷しないように腫瘍を摘出する. 本術式は, 腫瘍を良視野で摘出するため, 腫瘍の発生部位を確認でき安全性が高い. 非開胸術式のため, 開胸に伴う合併症は皆無である. 手術侵襲が少ない, 術後の疼痛が軽微であるなどの利点がある. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
鎖骨上窩アプローチ, 非開胸胸膜外摘出術, 上胸部交感神経節切除術, 上縦隔腫瘍, 神経原性腫瘍 |
