アブストラクト（35巻4号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | Annulo-aortic Ectasia術後遠隔期における超音波診断的検討 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 塩井健介, 永田昌久, 小林正治, 野垣英逸, 土岡弘通 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 愛知医科大学第2外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 35 |
| Number ： | 4 |
| Page ： | 452-457 |
| Year/Month ： | 1987 / 4 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | Annulo-aortic ectasia術後遠隔期の症例に対し超音波診断法による検討を行った. 1979年7月から1985年9月までに経験したAnnulo-aortic ectasia症例は9例で, Wheat手術1例, Bentall手術8例であった. 手術死亡はなく, 事故により失った1例を除く8例につき超音波診断法により術後遠隔期の検討を行った. Mモード心エコー図より求めた術後大動脈弁輪径は18.3±2.6mm, 人工血管内径は26.6±3.1mmとgraftの規格によく一致し, また術後大脈壁幅は15.4±4.5mmとwrapping後の拡大を示した. 左房径は術前17.3±7.4mmより術後23.4±8.2mmと増加し, LVDd, LVDs, LVEF, mean-Vcfなどの左心機能の指標も術前後において改善をみた. 断層心エコー法によりwrapping腔の仮性動脈瘤化や遠位側の解離性動脈瘤の残存, 並びに進展に対する診断が容易となり, また断層ドップラー法, 及びカラーフローマッピング法の血流情報によりその診断を一層明確にすることができた. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | Annulo-aortic ectasia, 超音波診断法, 遠隔期合併症, カラーフローマッピング法 |
