アブストラクト（35巻4号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 直接肺動脈内バルーンパンピング法（Direct-IPBP）の実験的検討 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 山口明満, 北村信夫, 田村栄稔, 入江利明, 大滝正巳, 美濃地忠彦 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 国立大阪病院心臓血管外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 35 |
| Number ： | 4 |
| Page ： | 458-462 |
| Year/Month ： | 1987 / 4 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 経皮的大静脈経由で肺動脈内にバルーンを挿入し, 肺動脈本幹内でパンピングを行う直接肺動脈内バルーンパンピング法（Direct-IPBP）の開発を目的として, 右室流出路より直接肺動脈本幹内に挿入した試作バルーンによるパンピングが, 右心機能改善の補助手段になり得るかどうかを実験的に検討した. 直接肺動脈内バルーンパンピソグ法は, 正常犬においては有意な変化を認めなかったが, 実験的に作成した急性右心不全犬においては, 右房圧, 右室拡張末期圧を有意に低下させ, また動脈圧, 平均大動脈血流量を有意に増加させた. その結果, 右心系におけるsystolic unloading, diastolic augmentationをもたらしているものと考えられ, 右心機能改善の補助として十分有効な手段であることが確認された. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | Direct-IPBP, グラフト内IPBP, 急性右心不全, 右心補助 |
