アブストラクト（35巻4号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | Mustard術後の急性腎不全に対する連続的腹膜灌流法による1治験例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 日置正文, 萩原俊彦, 宇都宮英敏, 北浜秀男, 山手昇, 庄司佑 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 日本医科大学胸部外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 35 |
| Number ： | 4 |
| Page ： | 519-523 |
| Year/Month ： | 1987 / 4 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 開心術後の急性腎不全（ARF）は, 現在でもなお死亡率の高い合併症であり, とりわけ乳児期のそれは, 腎機能などの未熟性のために救命率も極めて低い. TGA I型に対するMustard術後にARFに陥った6ヵ月男児に, 著者らが考案した連続的腹膜灌流法（CPD）システムを用いて治療を行い救命した. 本CPDシステムの特徴として, 1）管理操作が簡単であり透析効率も良い, 2）循環動態への影響が少ない. 3）閉鎖回路方式のため感染の機会が少ない, 4）回路内圧モニターによりカテーテル閉塞などの異常発見と防止が可能であるなどがあげられる. 乳児開心術後のARFに対するCPDの有効性と安全性について, 臨床的見地より検討し報告した. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | Mustard術後腎不全, 連続的腹膜灌流法 |
