| Title ： |
解離性大動脈瘤に対するExtra-anatomic Bypass術後の遠隔期に血栓化した瘤によって気道狭窄を起こしたと考えられる1症例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
大久保正*, 金子兼喜*, 栗林良正**, 石井緑** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
*明和会中通病院胸部外科, **秋田大学医学部心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
35 |
| Number ： |
4 |
| Page ： |
543-547 |
| Year/Month ： |
1987 / 4 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
胸部下行大動脈瘤に対するextra-anatomic bypassは手術侵襲の軽減という利点があり, 臨床成績の向上が期待される一方, 空置された大動脈瘤の運命や対麻痺などのいまだ解決されていない問題点を含んでいる. 今回, われわれは血栓化した大動脈瘤による気道狭窄例を経験したので報告する. 症例は51歳男子で, 昭和56年9月, Stanford分類B型慢性直感心性大動脈瘤破裂に対し, 左鎖骨下動脈末梢で大動脈離断, 上行-腹部大動脈にバイパスを設置した. 昭和60年春から気道狭窄による呼吸障害が出現次第に増悪したため同年9月瘤内血栓掻出, 瘤縫縮術を行い, 症状の消失を得た. これはextra-anatomic bypass遠隔期における問題をまた1つ追加したと思われる. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
解離性大動脈瘤, 胸部大動脈瘤, extra-anatomic bypass, 気道狭窄, 動脈瘤縫縮術 |
