| Title ： |
小児感染性胸部大動脈瘤の1例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
田中淳*, 島田昇二郎*, 大瀬良雄*, 細田泰之*, 井野利博** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
*順天堂大学医学部胸部外科, **順天堂大学医学部小児科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
35 |
| Number ： |
6 |
| Page ： |
902-907 |
| Year/Month ： |
1987 / 6 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
小児の化膿性心膜炎はまれな感染症であり, それに続発したmycotic aneurysmの報告は更に少ない. 症例は12歳女児. 胸痛背部痛で発症し, 発熱, 白血球増多, CRP陽性などの炎症反応を前徴として1週後に心タンポナーデを来した. 心膜穿刺液及び動脈血より黄色ブドウ球菌が検出され化膿性心膜炎及び敗血症と診断されたが, 更に2週後には腕頭動脈基部の上行弓部大動脈に嚢状大動脈瘤-mycotic aneurysmが発生した. 強力な化学療法のもとに, 大腿動静脈バイパスによる超低体温循環停止の補助手段を用いて瘤切除, パッチグラフトの大動脈再建を行い治験を得た. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
化膿性心膜炎, 心タンポナーデ, 黄色ブドウ球菌, mycotic aneurysm, 超低体温循環停止 |
