| Title ： |
肺門リンパ節転移を伴った非定型気管支カルチノイドの1手術例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
室恒太郎*, 呉俊雄*, 寺田泰二*, 松延政一*, 外村聖一*, 清水慶彦** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
*健康保険滋賀病院呼吸器センター, **京都大学医用高分子センター実験外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
35 |
| Number ： |
6 |
| Page ： |
913-917 |
| Year/Month ： |
1987 / 6 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
肺門部リンパ節転移を伴った気管支カルチノイドの手術例を経験した. 症例は70歳女性, 胸部X線右肺門部の腫瘤影を認め, 診断の確定と治療の目的にて手術を施行した. 腫瘍は右中葉の大部分を占め, 中葉肺実質は圧迫無気肺として腫瘍被膜にわずかに残在していた. また中葉気管支分岐部に鷲卵大の腫大リンパ節を認めたので右中葉切除術及びリンパ節郭清を施行した. 術後の病理組織学的検索により, 腫瘍及び腫大リンパ節は非定型カルチノイドと診断された. 非定型カルチノイドは外科療法の予後や化学療法の是非など臨床的に問題となるところが多い. 本症例はリンパ節転移を伴った非定型カルチノイドであり, 本邦では比較的まれな症例であるので, 電顕的所見などを含め若干の考察を加えて報告した. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
非定型カルチノイド, 気管支カルチノイド |
