| Title ： |
Subarterial VSDを伴う完全大血管転位症（levomalposition）に対する外科治療 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
安喰弘, 浜谷秀宏, 森川雅之, 菊池洋一, 山岸真理, 小松作蔵 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
札幌医科大学胸部外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
35 |
| Number ： |
7 |
| Page ： |
1072-1076 |
| Year/Month ： |
1987 / 7 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
完全大血管転位症の中で大動脈が肺動脈の左前方から起始するlevomalpositionはまれな疾患で, subarterial VSDと肺動脈狭窄を伴うことが多い. 著者らは, 生後13ヵ月女児の本疾患に対し, Mustard手術及び経上行大動脈的にVSDを閉鎖し経過良好な症例を経験したので報告するとともに, levomalpositionの病態と特徴について報告した. 完全大血管転位症（TGA）に対する外科治療は, 手術術式の改善によって次第に手術成績が向上しつつある. 特に, 心室中隔欠損症（VSD）を合併しない（IVS）症例に対するMustard手術1)及びSenning手術2)3)など, 心房内血流転換期の手術成績は良好となっている. しかし, VSDを合併するTGAに対する心房内血流転換術の手術成績及び遠隔予後は不良であり, 次第に大血管レベルでの血流転換術であるJatene手術4)が主流になりつつある. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
Levomalposition of the aorta, Mustard手術, 経上行大動脈的VSD閉鎖術, Subarterial VSD |
