アブストラクト（35巻10号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 扁平上皮癌と腺癌の癌腫成分を認めた肺癌肉腫の1例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 武田伸一, 南城悟, 中元賢武, 大野喜代志, 井町恒雄 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 国立療養所愛媛病院外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 35 |
| Number ： | 10 |
| Page ： | 1900-1904 |
| Year/Month ： | 1987 / 10 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 症例は60歳の女性, 咳嗽, 胸部異常陰影を主訴として来院した. 胸部X線写真にて右下肺野に手挙大の腫瘤陰影を認めた. 喀痰細胞診では, 扁平上皮癌及び腺癌の細胞が認められ, また経皮針生検では肉腫細胞が認められた. 右中下葉切除術を施行し, 病理組織検査にて肺癌肉腫（pulmonary carcinosarcoma）と診断された. 肺癌肉腫の組織学的に関しては, 議論の多いところであるが, 本例は扁平上皮癌と腺癌の成分を有している点でまれな症例と考えられ, 臨床的には末梢より発生し, いわゆるsolid peripheral typeであった. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 肺癌肉腫, pulmonary carcinosarcoma, 肺原発悪性腫瘍, sarcomatous transformation |
