アブストラクト（35巻10号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 生後7日Critical ASの1治験例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 家村順三, 横田祥夫, 岡本文雄, 清田芳春, 藤原慶一, 菅原英次 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 兵庫県立尼崎病院心臓センター外科部 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 35 |
| Number ： | 10 |
| Page ： | 1905-1909 |
| Year/Month ： | 1987 / 10 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 生直後から重度の心不全を呈し, 内科的治療に抵抗した先天性大動脈弁狭窄症いわゆるCritical ASの1例に対し生後7日目, 体外循環下に大動脈弁交連切開術を行い救命した. 心臓カテーテル検査は全身状態不良のため行わず, 診断は臨床症状と心エコー図によった. 但し, 本疾患に合併しやすい大動脈縮窄症は, 逆行性左橈骨動脈造影で除外したのち手術を開始した. 大動脈弁は二尖弁で弁口は直径1.5mmと狭く, これを交連切開によって5mm径に拡大した. なお弁下狭窄は認めなかった. 合併するASD, PDAはそれぞれ直接閉鎖及び結紮術を行った. 術後3ヵ月の心臓カテーテル検査では59mmHgの左室-大動脈収縮期圧較差が残存していたが, 臨床症状, 心機能は著明に改善し, 救命手術の目的は達成した. なお本例は文献上, 本邦最年少手術成功例と考えられる. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | Critical AS, 先天性大動脈弁狭窄症, 新生児期開心術, 交連切開術 |
