アブストラクト（35巻10号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 肺癌術後対側気胸の2手術例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 鈴木一也, 堀口倫博, 坂元隆一, 長島康之, 森山龍太郎 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 静岡県立総合病院呼吸器外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 35 |
| Number ： | 10 |
| Page ： | 1925-1929 |
| Year/Month ： | 1987 / 10 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 肺癌手術後6ヵ月以上経過して発症した対側気胸（Contralateral Pneumothorax）2例の手術経験を報告する. 症例1は, 左S8の腺癌で左下葉切除を受けた60歳男性である. 14ヵ月後, 突然の呼吸困難とチアノーゼを呈して来院, 対側気胸の診断で胸腔ドレナージ, 救急蘇生を行い全身状態は回復したが, 空気漏れが持続するため8日後開胸術を施行し, 社会復帰した. 症例2は, 左上葉支口原発の扁平上皮癌で左肺全摘を受けた54歳男性である. 9ヵ月後, 呼吸困難を訴え来院, 対側気胸のため胸腔ドレナージ, 胸膜癒着術を行うも空気漏れが持続するため10日後ECMOを準備して開胸術を施行した. 術中操作により肺動脈楔入圧, 全肺抵抗が増大し, PaO2が低下したが術中管理は困難でなく, ECMOは使用せずに手術を終えた. 7日後に再発し再開胸したが, 社会復帰することができた. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 対側気胸, Contralateral Pneumothorax |
