Title : |
二連銃様吻合再建を施行した左上・下葉分岐部の肺門型早期肺癌の1治験例 |
Subtitle : |
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Authors : |
榊原直樹, 渡辺洋宇, 木元春生, 林裕之, 浅井徹, 岩喬 |
Authors(kana) : |
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Organization : |
金沢大学医学部第1外科 |
Journal : |
日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : |
35 |
Number : |
10 |
Page : |
1934-1938 |
Year/Month : |
1987 / 10 |
Article : |
報告 |
Publisher : |
日本胸部外科学会 |
Abstract : |
気管支形成術により肺機能温存が可能となったが, 気管支レベルでの連銃様吻合は合併症をつくりやすく本邦ではまだ報告例がない. 左上・下葉分岐部に発生した肺門型早期肺癌に対して, 病変部を管状切除したのち左主気管支に二連続銃様吻合再建を施行し良好な結果が得られたので報告する. 症例は61歳の男性で主訴は血痰であった. 胸部X線像では異常陰影は認められなかったが, 喀痰細胞診にてclass Vと診断され気管支内視鏡にて左上・下葉気管支分岐部膜様部側にポリープ状の腫瘍を認めた. 左後側開胸法にて気管支を剥離して病変のある分岐部を管状切除した. 次いで, 上葉支と下葉支を二連銃様に並列させて左主気管支と吻合した. 術後肺機能はほぼ完全に温存された. |
Practice : |
臨床医学:外科系 |
Keywords : |
肺門型早期肺癌, 気管支形成術, 二連銃様再建, 肺機能温存 |