| Title ： |
大動脈弁形成術“Rasping法”に内視鏡評価法を応用した1例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
山口明満, 北村信夫, 大滝正己, 美濃地忠彦, 田村栄稔 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
国立大阪病院心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
35 |
| Number ： |
11 |
| Page ： |
2046-2049 |
| Year/Month ： |
1987 / 11 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
当教室で新しく開発した大動脈弁形成術“Rasping法”に際し, 形成前後にfiberscopeを応用し内視鏡的にその効果を判定し好結果を得た. 症例は42歳男性で, 術前検査にて僧帽弁狭窄症（MS）及び左室大動脈圧較差10mmHg, Sellers分類II度の逆流を伴った大動脈弁狭窄兼閉鎖不全症（Asr）であり, 僧帽弁に対しては弁置換術を, 大動脈弁に対しては形成術“Rasping法”を施行した. 大動脈遮断cardioplegiaに続いて大動脈切開前に心筋保護液注入穿刺口を利用しfiberscopeを大動脈内腔に挿入し, 心筋保護液持続注入圧負荷の状態で大動脈弁の性状, coaptation状態などを観察し, 形成後も同様の手技にて観察を行った. 内視鏡的形成評価法は有効で術後カテーテル検査にても閉鎖不全は消失していた. 以上より大動脈弁形成術における内視鏡を利用した評価法は, 有効且つ効果的な方法であると思われた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
Rasping法, 大動脈弁形成術, fiberscope, 内視鏡的形成評価法 |
