アブストラクト（36巻1号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | Molina法変法によるmodified Fontan手術 |
|---|---|
| Subtitle ： | 原著 |
| Authors ： | 井手博文**, 松本博志**, 柳生邦良, 斉藤寛文**, 古瀬彰, 浅野献一* |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 東京大学医学部胸部外科, *中央鉄道病院, **埼玉医科大学総合医療センター |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 36 |
| Number ： | 1 |
| Page ： | 39-44 |
| Year/Month ： | 1988 / 1 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 三尖弁閉鎖症を含む先天性心疾患4例に対しmodified Fontan手術の1方法であるMolina法の変法を用い, 良好な結果を得た. 本法は, 右心耳－左右肺動脈分岐部吻合を肺動脈を切離した後, 大動脈後方にて行うもので, 後面を直接吻合し前面をroof patchにて拡大形成を行って閉鎖するものである. その特徴として, 大血管の位置関係に関係なく行い得る点があげられる. Molina法原法に対する改良点として, 左右肺動脈分岐部横切開を吻合口とすることで, 肺動脈絞扼術やWaterston shunt施行症例にも応用でき, 更に右房吻合口を右心耳縦切開とすることで, 右房機能及び洞房結節への影響を最小限とした. 従って, 本法は普遍性のある術式であり, 適応範囲が広いと考えられる. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | Fontan手術, Molina法 |
