| Title ： |
胸腺原発非ホジキンリンパ腫の1例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
友安浩*, 谷村繁雄, 伴場次郎, 正木幹雄, 松下央** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
虎の門病院呼吸器外科, *昭和大学医学部臨床病理学, **虎の門病院病理学科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
36 |
| Number ： |
3 |
| Page ： |
398-401 |
| Year/Month ： |
1988 / 3 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
症例は68歳, 女性. 胸部異常影の精査を目的として入院した. 諸検査の結果, 前縦隔腫瘍と診断され胸腺全摘術を施行した. 腫瘍の術後病理組織学的診断は胸腺原発非ホジキンリンパ腫(LSG分類diffuse small cell type)であった. その後の検査により臨床病期IEと分類された. 節外性悪性リンパ腫のうち胸腺原発のものはまれである. 悪性リンパ腫は, 発生部位別にリンパ節原発のリンパ腫とリンパ節以外の臓器が原発と考えられる節外性リンパ腫とに分類され, 節外性リンパ腫の悪性リンパ腫中における頻度は24～39%と報告されている1)2). われわれは節外性リンパ腫の中でも比較的まれな胸腺原発悪性リンパ腫の手術例を経験したので報告する. 「症例」症例：68歳, 女性, 主婦 主訴：胸部異常影の精査 既往歴：特記すべきことはない 家族歴：昭和56年8月上旬, 感冒様症状が出現し近医を受診. 胸部X線写真にて右側縦隔に腫瘍状陰影が認められ, 昭和56年9月7日当科を受診し, 同月17日に入院した. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
縦隔腫瘍, 節外性悪性リンパ腫, 胸腺原発悪性リンパ腫, 小細胞型リンパ腫, 胸腺全摘術 |
