| Title ： |
術中超音波断層心エコーガイド下に心筋切開を施行し得たMyocardial Bridgingの1治験例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
渡辺剛, 田中信行, 大平政人, 竹村博文, 岩喬* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
横浜栄共済病院胸部心臓血管外科, *金沢大学医学部第1外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
36 |
| Number ： |
3 |
| Page ： |
411-415 |
| Year/Month ： |
1988 / 3 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
心臓外科において, 術中超音波断層心エコー法を応用し冠状動脈狭窄病変を精査しA-C Bypass術後に血行再建術の結果の良否を判定し得ることが最近報告されてきた. 今回著者らは, Myocardial Bridging症例に対し術中超音波断層心エコー法を用い, 心外膜側から心筋内に埋没走行した冠状動脈を明瞭に確認しこれによって安全, 且つ容易にsupraarterial myotomyを施行し得た1症例を報告した. この経験から術中断層心エコー法の応用はMyocardial Bridgingの症例に対し極めて有効であり, 今後本術式施行のため不可欠の検査法であることを強調した. Myocardial Bridging(以下MB)とは普通心外膜下を走行すべき冠状動脈の主要分枝の一部が心筋内に埋没走行するため, 心収縮期に冠状動脈が圧迫され, 冠状動脈造影上milking effectを呈する状態をいう. 本症を有する患者は, 労作時の種々の程度の狭心痛を主訴とし来院し, また他覚的にも心筋代謝の異常や心筋虚血が証明される場合は外科治療の対象とされている. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
術中超音波検査, Myocardial Bridging, 外科治療 |
