アブストラクト（36巻6号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 肺癌切除対象例に対する斜角筋前リンパ節生検の意義 |
|---|---|
| Subtitle ： | 原著 |
| Authors ： | 小池輝明, 広野達彦, 山口明, 滝沢恒世, 大和靖, 相馬孝博, 吉谷克雄, 江口昭治 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 新潟大学医学部第2外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 36 |
| Number ： | 6 |
| Page ： | 870-873 |
| Year/Month ： | 1988 / 6 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 画像診断上, 切除可能と判断した原発性肺癌243例に対して斜角筋前リンパ節生検を施行した. 生検前に頸部リンパ節を触知した20例では45%, 触知しなかった223例では12%の陽性率であった. 触知しなかった223例を対象として, 肺癌臨床病期・組織型・内視鏡所見等の因子と陽性率との関係を検討した. 組織型別, 及び内視鏡的腫瘍可視・不可視的には陽性率に差を認めなかったが, 肺癌臨床病期からみるとT2症例はT1症例より, N2症例はN0及びN1症例より, Stage III症例はStage I症例より有意に高率であった. 腺癌T1 N0及び扁平上皮癌AnyTN0・N1以外の症例での陽性率は20.5%であり, これらの症例では術前斜角筋前リンパ節生検を行い, 陽性例は現時点では手術適応から除外すべきである. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 斜角筋前リンパ節生検(Scalene node bipsy), 原発性肺癌 |
