| Title ： |
Modified Norwood手術による左心低形成症候群の1救命例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
島崎靖久, 中田健, 加藤寛, 馬場雄造, 草深竹志, 広瀬修* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
大阪府立母子保健総合医療センター心臓外科, *大阪府立母子保健総合医療センター小児循環器科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
36 |
| Number ： |
9 |
| Page ： |
2152-2155 |
| Year/Month ： |
1988 / 9 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
14生日, 体重2.9kgの左心低形成症候群の新生児に対して人工血管を肺動脈幹と大動脈弓の間に介在させるmodified Norwood手術を行い救命した. 8生日に哺乳力低下, 多呼吸, アシドーシスを呈し入院した. 人工呼吸器に乗せ, DopamineとPGE1の投与にて状態の改善を得た. 手術は循環停止併用超低体温体外循環下に心房中隔欠損を拡大し, 10mm径のPTFEグラフトを大動脈縮窄部を中心に大動脈と, 他端を肺動脈幹とに吻合して体循環への流出路を再建した. 肺への血行路は4mm径のPTFEグラフトを用いての中心短絡とした. 高肺血流量のためpaO2が高く, 人工呼吸器からの離脱が困難であったが, 体重増加をはかり, 体重4.0kgで抜管し得た. 左心低形成症候群の外科治療成績は1979年Norwoodら1)の姑息手術の成功以来, 少しずつ改善してきているが, 今なお極めて不良である2). |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
左心低形成症候群, 新生児, modified Norwood手術, 中心短絡 |
