アブストラクト(36巻10号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 骨膜外充填術20年後の巨大異物性肉芽腫の1治験例
Subtitle : 症例
Authors : 鈴木聡, 半田政志, 小林俊介, 藤村重文, 仲田祐, 佐藤純一*
Authors(kana) :
Organization : 東北大学抗酸菌病研究所外科学部門, *宮城野病院
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 36
Number : 10
Page : 2332-2335
Year/Month : 1988 / 10
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 今回われわれは, 骨膜外ポリビニールフォルマルスポンジ充填術20年後に, スポンジ周囲に形成された血管に富む巨大な腫瘤のために, 気道狭窄から呼吸困難に陥った症例に対しスポンジ除去法術を施行した. 大量の出血が予想されたため, 予め動脈造影を行い, 主な出血源と考えられた右鎖骨下動脈を逆行性に閉塞用バルーン付カテーテルで閉塞し手術を行い, 過剰な出血を防止し得た. 今回われわれは, 骨膜外ポリビニールフォルマルスポンジ充填術20年後に, スポンジ周囲に形成された血管に富む巨大な腫瘤のために気道狭窄に陥った症例に対しスポンジ除去術を施行した. 大量の出血が予想されたため, あらかじめ動脈造影を行い, 第4, 5, 6肋間動脈を経動脈的にスポンゼルで塞栓し, 加えて主な出血源と考えられた右鎖骨下動脈を逆行性に閉塞用バルーン付カテーテルで閉塞し手術を行い, 過剰な出血を防止したので報告する. 症例 症例:64歳, 男性 家族歴:特記すべき事なし
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 肺結核, 骨膜外充填術, スポンジ除去術, 閉塞用カテーテル, 血管腫様病変
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