アブストラクト（37巻1号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 先天性肺動脈弁欠損症候群の2手術治験例 |
|---|---|
| Subtitle ： | 症例 |
| Authors ： | 菅野恵, 高英成, 本多正知, 本多憲児 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 本多記念東北循環器科病院 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 37 |
| Number ： | 1 |
| Page ： | 180-185 |
| Year/Month ： | 1989 / 1 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 先天性肺動脈弁欠損症候群は, 肺動脈弁欠損, 肺動脈弁輪部狭窄を主体とし, 肺動脈の動脈瘤様拡張を特徴とする, まれ且つ予後不良な先天性心疾患である. 本症候群の病態は, 肺動脈弁輪部狭窄と閉鎖不全による右室不全と動脈瘤様に拡大した肺動脈による呼吸障害である. 臨床的には生後早期に呼吸器症状が出現し, 緊急ないし準緊急的に治療を要する群と, 症状が比較的軽く待機的手術が可能な群の明らかに異なる病型が存在する. 今回われわれは呼吸器症状の軽い8カ月児及び1歳6カ月児に対し, VSD閉鎖及び一弁つきパッチによる右室流出路再建術を施行し良好な結果を得たので, 治療方針を中心に文献的考察を加え報告した. 先天性肺動脈弁欠損症候群（absent pulmonary valve syndrome）は, 肺動脈弁欠損, 肺動脈弁輪部狭窄を主体とし, 肺動脈の動脈瘤様拡張を特徴とするまれな先天性心疾患である. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 先天性肺動脈弁欠損症候群, 肺動脈逆流, 一弁付きパッチ, 気管支圧迫症状, 右室流出路再建術 |
