アブストラクト（37巻2号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | Marfan症候群に伴う胸腹部大動脈瘤の外科治療 |
|---|---|
| Subtitle ： | 症例 |
| Authors ： | 安田慶秀, 松居喜郎, 合田俊宏, 佐久間まこと, 酒井圭輔, 田辺達三 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 北海道大学医学部第2外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 37 |
| Number ： | 2 |
| Page ： | 355-361 |
| Year/Month ： | 1989 / 2 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | Marfan症候群に伴う胸腹部大動脈瘤2例について報告し本症外科治療の問題点について述べた. 症例1は31歳女性. 1982年1月, Crawford III群胸腹部大動脈瘤に対し側枝つきバイパスシャントチューブ法を用い, Crawford術式によって腹部主要4動脈再建を含む胸腹部大動脈瘤手術を施行した. 術後経過は良好であったが3年後にI型急性大動脈解離を発症, Bentall手術を行ったが術後心不全で死亡した. 症例2は37歳, 女性. 1983年, DeBakey IIIb型解離性大動脈瘤に対し, 下行大動脈置換術及び腎下部腹部大動脈の人工血管による一期的置換手術を施行した. 遺残解離腔拡大を認め, 4年後に腹部大動脈Y型人工血管中枢吻合部離解をきたした. 側枝つきバイパスシャントチューブ法を用い, Crawford術式によって腹部主要4動脈再建を伴う胸腹部大動脈瘤手術を施行し術後5カ月の現在, 経過は良好である. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | Marfan症候群, 胸腹部大動脈瘤, 解離性大動脈瘤, 腹部主要4動脈, 再手術 |
