| Title ： |
Original Taussig-Bing奇形とposterior TGAの中間型症例に対するJatene手術(Lecompte変法)の1例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
山岸正明, 今井康晴, 黒澤博身, 澤渡和男, 河田政明, 松尾浩三 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
東京女子医科大学日本心臓血圧研究所循環器小児外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
37 |
| Number ： |
6 |
| Page ： |
1266-1271 |
| Year/Month ： |
1989 / 6 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
Taussig-Bing奇形及びその近縁疾患は定義, 分類に混乱がみられ, 従来のいずれの分類も外科治療において明瞭な術式選択の指標として満足し得ない. われわれはVan Mieropらのtruncal septumのmalseptation説に基づき本症及び近縁疾患を一連のスペクトラムの中に位置づけ, 術式選択の理論的根拠とした. このスペクトラムの中でconotruncal criss-cross不全型DORVであるoriginal Taussig-Bingとその完成型であるposterior TGAの中間型と考えられる症例にJatene手術（Lecompte変法）を施行した. Original Taussig-Bing奇形では漏斗部中隔とinterventricular septumがmalalignしているため心室内reroutingが可能であるが, 本例では前方大血管の左方移動がより著しく, 漏斗部中隔がinterventricular septumとほぼalignしてconotruncal criss-cross完成型であるside by side TGAやposterior TGAに近い型になっていたためarterial switch手術の適応となった. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
malseptation説, Taussig-Bing奇形, posterior TGA, 心室内rerouting, Jatene手術 |
